中山間地農業の未来は暗い

(20250519) 暑い一日だった。 暑いのに体が慣れていないのか汗が出ないので 体がだるい。 こんな時は気持ち悪いが汗が噴き出てくれたら 楽になるんだけど体が反応しない。 半日以上かかって50a余り植えたのだが いささかバテた。年は取りたくない。 コシヒカリは残り4%(16a)になった。 苗の積み込みや肥料の搭載などを入れても 調子よく植えれば多く見積もっても2時間以内では済むと思う。 悲しいというか 川と国道を挟んだ右側の田んぼが耕作放棄になりつつある。 なりつつあるというのは昨年の夏あたりから 旦那さんが体調を崩され米作りができなくなったらしい。 どおりで夏以降の草刈りの姿は見なかった。 奥さんは機械を使えないので機械を処分して 収穫は農業法人に依頼された。 この春は未だに粗起しもしていなくて雑草が生えだしている。 誰も耕作しないということはどういうことか調べてみた。 説明するとあまりにも丁寧な農業で 畦畔でゴルフの練習ができるほどにしてあった。 今時、庭園のように田んぼを作る農家はこの家が最後で 誰も耕作する者がいないのである。 僕の知らない人ではないので機械作業だけは やりますよと声をかけたんだが 頑固な人で一度決めたら変更はなく荒らす覚悟のようだ。 3年もすれば木も生えて原野にもどる。 ざっと見積もっても50aはある。 僕にまかしてくれたら草刈はしないが 田んぼの中だけは耕作する自信はあるので 残念でもったいないことだ。 僕の家はどうなるか。 子供家族を養うための田んぼは余りあるほどあるが 飛び地なので全部管理できない。 飛び地であっても便利なところにあるので 耕作する人はいると思う。 最終的には家の周りだけでもなんとか自力農業を死守したい。 どうなするか目の黒いうちに道筋を立てよう。