雑草地獄
(20190929) 7月中は綺麗な田んぼだったが8月になって雑草が急激に生えてきた。 ヒエはそのまま刈り込んでもコンバインが難儀をするだけで 玄米に混入することはないので安心だがクサネムという雑草は厄介だ。 色選機で飛ばしてもある程度の確率で玄米に残る。 真っ白いご飯に黒い種がポツン、漢方では胃薬になると聞いているが 一般の人が見ればこれはなんだということになる。 種が落ちれば再生産されて大変なことになる。 昨年抜いて畔に置いたのだが恐ろしいくらい生えている。 水を好むが雨水でも十分生える。 畔なら草刈機で刈れば済むが田んぼの中だと人間の手で取ることになる。 草取りを頼む年寄りは大忙しでとても僕の所に来てくれはしない。 なので車高の高いコンバインから降りて抜いた束を畔まで持って行くわけだが スマホの歩数計を見たら9千歩と出た。 体重70キロ以上の者が懸垂状態で乗り降りして畔まで歩くのだから 運動量としては相当大きい。 コシヒカリの稲刈りは残り1haになったが3分の1には 雑草の多い田がある。 楽々3日、無理をすれば2日の工程だが1日多く見ておかないといけないだろう。 雑草を作っては米の収量は上がらない。 酒米は雑草は少なく期待できそうだが天候を考えれば そうもいかないだろう。 今年はイノシシ、天候不順、雑草とトリプルパンチだが来年の 作戦は見えてきた。 明るい来年を期待したい。