天然記念物

(20180813)


作業小屋の近くの道路で生きた化石を見つけた。
道路脇で猫が興味を示していたので気が付いた。
はじめはナマズが空から降ったかと不思議で
しょうがなかったが
じっくり見るとサンショウウオではないか。
干からびて死んでいると思い急いで火箸を取りに帰り
つまもうとしたら生きていた。
重くてつまめないので肥料袋に入れ持って行き川に返した。
かなり体温もあがっていて弱っていたが
水に浸けるとヌルヌルも回復した。
数時間して川に行って見ると姿は消えていた。
自力でどこかの岩に隠れたのだと安心した。
どうしてあの場所にいたかと想像したが
コンクリートの水路ではサンショウウオは
這い上がるがることは不可能。
50m先の水路に石で作った洗い場のようなところがあって
そこから這い上がり水路から遠ざかったのだと結論づけた。
何処から水路に入ったかというと当根川の堰からでしかない。
500m先から水流に乗ってあの場所まで
来たということになる。
もう100m這い上がらないでいると川に出たのだが
間の悪いサンショウウオだ。
僕がたまたま肥料を小屋に取りに行ったときの出来事で
人生いろんな出会いがあるなと思った。
ウナギ漁(つけばり)によくかかる。
みんな気持ちが悪いので
飲んだ針を外さず糸を切って放す。
時間が経つと針は外れるそうで自然はうまくできている。
ウナギ漁で思い出したがNHKに文句をいいたい。
「せごどん」であのウナギの扱い方は漫画だ。
ウナギのシーンが出るたびにしらけるのは僕だけではないだろう
天然記念物の話から大河ドラマに飛び火した
夏の珍事だった。

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