被災地

(20180804)


安芸区にある矢野川を写した。
甚大な被害を出した坂町の近くの川で
土砂が溜まって川が浅くなっている。
少し下流に行けば海田湾に出る。
上流はもっと浅くなったところがあり
ところどころ重機で土砂を撤去して降雨に備えている。
この流域では死者は出なかったようだが
あふれた洪水は低地の住宅に流れ込んでいる。
左隅から下流に向けて土のうが見える。
水の侵入防止でなく流入した土砂を掻き出して
土のうに詰め積んであるものだ。
両岸が道路兼用で、両岸とも道路から先は徐々に
勾配が下がっているので(いわゆる天井川)
氾濫すれば堤防が決壊しないでも
浸水被害は免れない。
写している背後に水害之碑があった。
明治40年ころの話で死者は60人を超えたと書いてある。
TVも取材に来たという。
100年を考えて住む場所を選ぶ時代になった。
土地評価が激変するだろう。
JR呉線は海田駅から坂駅まで復旧した。
国道31号線も順調に流れているが
路地に入ると掻き出した土砂を土のうに詰めて
庭先に積んである。
車が走れば砂塵が舞う。
この辺りはまだ軽微な被害のところだ。
歩いているとスコップを持ったボランティアに
向かう人たちを見る。
大被害の現場が近いことが伝わってくる。
僕ができることは自分のことをしっかり済ませて
被災地を支えることだろう。

コメント

このブログの人気の投稿

くず米選別

コンバインの刈り取り能力

ブロードキャスター修理