柿長者は諦めよう
(20251020)
新しく開拓した田んぼ横にある西条柿が鈴なりになっている。
僕の家の渋柿も大豊作なんだが
ここの柿は大きくて立派だ。
誰も採らないし熟してボトンと落ちだした。
もったいないので3mのタラを採るのに使う高枝切りの
柄が届く範囲を持ち帰った。
熟したものもうまく着地したので持ち帰ったが
籠から出したら崩れてしまった。
子供のころには大ごちそうだったんだが
贅沢になったのかこの大きさを見ても感動しなくなった。
加齢というものは恐ろしい。
嫁さんが焼酎であわせ柿にするというが
渋が抜けるメカニズムは僕は知らない。
あわせ柿でなくつるし柿を大量生産すればよい年だが
あいにく僕の家は南側の山が陰をして日当たりが悪く
いつもカビになって失敗する。
柿年なのに集落中の渋も甘も放置されている。
熊の餌になるのは必定だ。
土地はいくらでもある。日当たりのよい場所に柿小屋を建ててはどうか。
皮むきは誰がするん?と嫁さん。
何をするにも人手が足らん。
柿長者の夢は諦めよう。
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