令和の米騒動は本物

 (20241031)

予約分を除き在庫を抱えてはいけないので

残っているコシヒカリをJAに出荷することにした。

出荷検査に行ったら僕一人しかいなく異様な雰囲気がした。

普通はこの時期検査を受ける人がいて

倉庫の中は検査済みの米が満杯なのだが

今年は空っぽだった。

米不足の最中で検査済を倉庫から出荷したのではなく

概算金の安いJAに

出荷する人がいなかったのが原因だ。

30㎏単価で集荷業者は1万円で買っていく。

JAとの差は千円以上ある。

コシヒカリをこれだけ出してもすでに2万円の差が付く。

酒米だともっとひどい。

精米が店頭に並べば2倍近くなるので

令和の米騒動はこれから本格化すると思う。

昨年までは酒米の方が高くて今年は逆転した。

これでは酒米を作る人はいなくなる。

酒米は産地が指定されており

このままでは比和の産地特例が失われかねない。

今年のコシヒカリは異常の高値だと思う。

僕はコシヒカリの収穫適期の問題もあるので

頑固に酒米を作り続けることにする。

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